英文名 | Psychology | |
---|---|---|
科目概要 | 看護学科1年前期、1群科目、必修、講義、1単位(15時間) 医療検査学科1年前期、1群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎大坪 純子※ | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WN101-Sh03 科目ナンバリングコード:WL101-Bh01 |
人間がなぜそのような行動をするのか、どのような思考や感情がその行動に関与しているのか、脳とこころのはたらきを理解するなかで自己自身や他人の行動について理解することを目指す。医療現場において心理学の理解は重要であり、患者の身体的苦痛の軽減や回復にも影響をあたえることがある。講義では、心理学の基礎を学び医療との関わりを理解することを目標とする。
1. 脳の情報処理機能について学ぶ。
2. 記憶や認知のしくみと発達について学ぶ。
3. パーソナリティ理論と自我構造について学ぶ。
・教科書やPowerPoint等の資料を用いた講義形式ですすめる。状況に応じてグループ学習を行う。
・授業では何らかの意見を求めることがあり、フィードバックとして、それらに対して教員からの回答を示す。
大坪 純子:病院、市町村保健センター等での臨床経験を踏まえ、医療従事者としての基本的な心理学の知識を説明するとともに、事例を紹介しながら応用に結び付けていく。
【看護学科】◎:DP2 ○:DP3、DP5
【医療検査学科】◎DP1 ○:DP3、DP4
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1回 | 心理学とは何か | 脳とこころのはたらきについて講義する。器官としての脳の機能と精神的な側面を担う心の関連性を理解する。 | 大坪 純子 |
2回 | 感覚・知覚・認知 | 情報を受けり認識する仕組みについて講義する。情報の入力と処理、身体の機能調整に至る仕組みを理解する。 | 大坪 純子 |
3回 | 記憶 | 記憶の種類とメカニズムについて講義する。思考・判断を成り立たせる心のはたらきについて理解する。 | 大坪 純子 |
4回 | 思考・言語・知能 | 問題解決の課程や言語が果たす役割について講義する。物事を認知し問題解決するための能力について理解する。 | 大坪 純子 |
5回 | 学習理論 | 行動のしくみ、条件づけ、モデリングについて講義する。様々な経験を経て知識や技術を獲得する過程を理解する。 | 大坪 純子 |
6回 | 感情と動機付け | 動機づけの理論について講義する。物事を達成するための行動誘発過程について理解する。 | 大坪 純子 |
7回 | 発達 | こころの発達について講義する。人の成長過程で生じる心理的な変化について理解する。 | 大坪 純子 |
8回 | 性格とパーソナリティ | 性格とパーソナリティー形成の要因とタイプ別の特徴について理解する。 | 大坪 純子 |
1. 脳とこころの情報処理機能について説明できる。
2. 記憶や認知のしくみと発達について説明できる。
3. パーソナリティー理論と自我構造について説明できる。
4. 医療において心理学を理解することの重要性について説明できる。
定期試験(100%)で評価する。
評価基準:講義を通して学んだ内容について正しく解答できるかを評価する。
【予習・復習に必要な時間数:30時間】
予習:指定された教科書をもとに予習を行う。
復習:講義内容や配付資料をもとに復習し、疑問点を明らかにする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 心理学ナヴィゲーター Ver.2 | 神田 義浩 他 | 北大路書房 |
参考書 | なし |