Web Syllabus(講義概要)
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寄生虫学
英文名Parasitology
科目概要医療検査学科1年後期、3群科目、必修、講義、1単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎小林 浩二
講義室
備考科目ナンバリングコード:WL301-Gl04

授業の目的

寄生虫感染者の背景情報や臨床症状を把握した上で、どのような寄生虫に感染しているかを推察し、虫卵、幼虫もしくは成虫体を検出及び鑑別するための技術を学ぶ。寄生虫の生活史を通して、感染経路、感染症状を学び、検体採取から同定までの検査の流れを学び、検査診断力を修得することを目指す。

教育内容

1.蠕虫(線虫、吸虫、条虫)の生活史、宿主、病害について学ぶ。
2.原虫(根足虫類、鞭毛虫類、微胞子虫類、有毛虫類)の生活史、宿主、病害について学ぶ。
3.衛生動物(蚊、ダニ、ノミ)の生活史、宿主、病害について学ぶ。
4.蠕虫、原虫及び衛生動物の同定法について学ぶ。

教育方法

・パワーポイントと教科書(配布資料含む)を用いた講義形式ですすめる。
・小テストを課した際は、フィードバックとして実施後に模範解答を全体に示し解説を行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎:DP2,DP4
○:DP1,DP3,DP5

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1寄生虫について寄生虫の総論について講義する。蠕虫、原虫及び衛生動物の分類と種別について理解する。小林 浩二
2線虫について1線虫について講義する。回虫、鞭虫、蟯虫、アニサキスなどについて理解する。小林 浩二
3線虫について2線虫について講義する。鉤虫、糞線虫、広東住血線虫などについて理解する。小林 浩二
4線虫について3線虫について講義する。顎口虫、旋尾線虫、東洋眼虫、メジナ虫などについて理解する。小林 浩二
5吸虫について1吸虫について講義する。日本住血吸虫、マンソン住血吸虫、ビルハルツ住血吸虫などについて理解する。小林 浩二
6吸虫について2吸虫について講義する。肝吸虫、横川吸虫、肝蛭などについて理解する。小林 浩二
7吸虫について3吸虫について講義する。ウエステルマン肺吸虫、宮崎肺吸虫、大平肺吸虫などについて理解する。小林 浩二
8条虫について1条虫について講義する。日本海裂頭条虫、クジラ複殖門条虫、マンソン裂頭条虫などについて理解する。小林 浩二
9条虫について2条虫について講義する。有効条虫、無鉤条虫、小形条虫、縮小条虫などについて理解する。小林 浩二
10条虫について3条虫について講義する。多包条虫、単包条虫、瓜実条虫などについて理解する。小林 浩二
11原虫について1原虫について講義する。赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫、クリプトスポリジウムなどについて理解する。小林 浩二
12原虫について2原虫について講義する。アカントアメーバ、膣トリコモナス、リーシュマニア、トリパノソーマなどについて理解する。小林 浩二
13原虫について3原虫について講義する。マラリア原虫(熱帯熱、三日熱、四日熱、卵形、サル)について理解する。小林 浩二
14衛生動物について衛生動物について講義する。マダニ、ツツガムシ、シラミ(アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミ)、トコジラミ、蚊、ハエなどについて理解する。小林 浩二
15症例検討これまで取り扱った寄生虫感染症の症例検討を行う。個別の症例を通して、感染者の背景、症状、検査、診断、治療を確認することで、寄生虫検査の臨床的重要性と理解を深める。小林 浩二
No. 1
項目
寄生虫について
内容
寄生虫の総論について講義する。蠕虫、原虫及び衛生動物の分類と種別について理解する。
担当者
小林 浩二
No. 2
項目
線虫について1
内容
線虫について講義する。回虫、鞭虫、蟯虫、アニサキスなどについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 3
項目
線虫について2
内容
線虫について講義する。鉤虫、糞線虫、広東住血線虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 4
項目
線虫について3
内容
線虫について講義する。顎口虫、旋尾線虫、東洋眼虫、メジナ虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 5
項目
吸虫について1
内容
吸虫について講義する。日本住血吸虫、マンソン住血吸虫、ビルハルツ住血吸虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 6
項目
吸虫について2
内容
吸虫について講義する。肝吸虫、横川吸虫、肝蛭などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 7
項目
吸虫について3
内容
吸虫について講義する。ウエステルマン肺吸虫、宮崎肺吸虫、大平肺吸虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 8
項目
条虫について1
内容
条虫について講義する。日本海裂頭条虫、クジラ複殖門条虫、マンソン裂頭条虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 9
項目
条虫について2
内容
条虫について講義する。有効条虫、無鉤条虫、小形条虫、縮小条虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 10
項目
条虫について3
内容
条虫について講義する。多包条虫、単包条虫、瓜実条虫などについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 11
項目
原虫について1
内容
原虫について講義する。赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫、クリプトスポリジウムなどについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 12
項目
原虫について2
内容
原虫について講義する。アカントアメーバ、膣トリコモナス、リーシュマニア、トリパノソーマなどについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 13
項目
原虫について3
内容
原虫について講義する。マラリア原虫(熱帯熱、三日熱、四日熱、卵形、サル)について理解する。
担当者
小林 浩二
No. 14
項目
衛生動物について
内容
衛生動物について講義する。マダニ、ツツガムシ、シラミ(アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミ)、トコジラミ、蚊、ハエなどについて理解する。
担当者
小林 浩二
No. 15
項目
症例検討
内容
これまで取り扱った寄生虫感染症の症例検討を行う。個別の症例を通して、感染者の背景、症状、検査、診断、治療を確認することで、寄生虫検査の臨床的重要性と理解を深める。
担当者
小林 浩二

到達目標

1.線虫、吸虫、条虫の生活史、宿主、病害及び検査法について説明できる。
2.原虫(根足虫類、鞭毛虫類、微胞子虫類、有毛虫類)の生活史、宿主、病害及び検査法について説明できる。
3. 衛生動物(蚊、ダニ、ノミ)の生活史、宿主、病害及び検査法について説明できる。

評価方法

1)定期試験(70%)、2)小テスト(30%)により評価する。
評価基準:
・定期試験では、講義で学習した内容についての問題に正しく解答できるかを評価する。
・小テストでは、数回の講義で学習した内容についての問題に正しく解答できるかを評価する。

準備学習(予習・復習等)

【予習・復習に必要な時間数:15時間】
予習:教科書(配布資料含む)をもとに予習を行う。
復習:講義内容をもとに復習を行う。

備考・その他

【関連科目】臨床基礎検査学実習

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書最新臨床検査学講座 医動物学平山譲二医歯薬出版
参考書図説人体寄生虫学吉田幸雄南山堂
教科書
署名
最新臨床検査学講座 医動物学
著者・編者
平山譲二
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
図説人体寄生虫学
著者・編者
吉田幸雄
発行所
南山堂