英文名 | Pathology | |
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科目概要 | 医療検査学科2年後期、2群科目、必修、講義、1単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎竹内 法子、 丸山 弘子 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WL201-Pp04 |
病理学では病気になったときの細胞、組織、臓器の形態的変化を理解する。病理学を形態的に学習する際に解剖学、生理学との関連、病理細胞検査学との関連を学ぶ。特に、臨床検査技師国家試験で重視される項目は重点を置いて理解する。
1.臨床検査に必要な病理学的知識を解説する。
2.先天性異常、細胞傷害の機序と適応、物質代謝障害、循環障害、炎症、腫瘍を解説する。
3.各臓器に発生する疾患と、疾患による形態的変化を解説する。
・パワーポイントと講義資料を用いた講義形式(対面授業)ですすめる。
・小テストを課した際は、テストの実施・回収後に授業内で設問・模範解答の解説をすること、開講期間中にテスト用紙を返却することによりフィードバックを行う。
◎:DP2
○:DP1,DP3,DP4,DP5
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1回 | 【病理学総論】 病理学の意義、概要 | 病理学の意義、概要について学ぶ。 | 竹内 法子 |
2回 | 【病理学総論】 細胞傷害の機序と適応 | 変性、壊死、萎縮、肥大、過形成、再生、化生、創傷治癒と肉芽組織について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
3回 | 【病理学総論】 細胞傷害の形態像 | 細胞質の変性、細胞間質の変性について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
4回 | 【病理学総論】 循環障害 | 局所の循環障害(虚血、充血、うっ血、出血、血栓症、塞栓症、梗塞)について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
5回 | 【病理学総論】 循環障害 | 全身の循環障害(浮腫、傍側循環、ショック、高血圧症)について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
6回 | 【病理学総論】 物質代謝異常 | 糖質代謝異常、脂質代謝異常について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
7回 | 【病理学総論】 物質代謝異常 | 蛋白質・アミノ酸代謝異常、生体色素代謝異常、無機物代謝異常について、定義、原因、組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
8回 | 【病理学総論】 炎症 | 急性炎症と慢性炎症の特徴や症状、組織所見について学ぶ。 | 丸山 弘子 |
9回 | 【病理学総論】 先天性異常 | 染色体・遺伝子の異常、染色体異常症、先天性形態異常について学ぶ。 | 丸山 弘子 |
10回 | 【病理学総論】 免疫異常 | 免疫機構と免疫異常について学ぶ。 | 丸山 弘子 |
11回 | 【病理学総論】 腫瘍 | 腫瘍の定義、組織学的分類、良性腫瘍と悪性腫瘍、組織学的分化度、進行度について、定義や組織所見を学ぶ。 | 丸山 弘子 |
12回 | 【病理学総論】 腫瘍 | 腫瘍発生の原因、がん遺伝子とがん抑制遺伝子について学ぶ。 | 丸山 弘子 |
13回 | 【病理学各論】① | 循環器疾患、泌尿器系疾患、生殖器系疾患、内分泌系疾患の代表的な疾患を学ぶ。とくに国家試験に出題される項目を重点的に学ぶ。 | 丸山 弘子 |
14回 | 【病理学各論】② | 消化器系疾患、呼吸器系疾患、造血器系疾患の代表的な疾患を学ぶ。とくに国家試験に出題される項目を重点的に学ぶ。 | 丸山 弘子 |
15回 | 【病理学各論】③ | 神経系疾患、感覚器系疾患、運動器系疾患、皮膚系疾患の代表的な疾患を学ぶ。とくに国家試験に出題される項目を重点的に学ぶ。 | 丸山 弘子 |
1.臨床検査に必要な病理学的知識を説明できる。
2.組織細胞傷害とその修復機構について説明できる。
3.各疾患の発症機序や形態学的変化、病理について説明できる。
1)小テスト(30%)、2)定期試験(70%)により評価する。
評価基準
・小テストでは、講義で学習した内容を正しく理解し知識として習得できているかを、解答により評価する。
・定期試験では、小テストに出題された内容を含む病理学について正しく理解し、知識として習得できているかを、解答により評価する。
【予習・復習に必要な時間数:15時間】
予習:指定された教科書・参考書および配付資料をもとに、各講義項目を予習する。
復習:教科書・参考書および配付資料、講義内容をなるべく講義当日に復習し、理解を深め知識の整理を行う。
解剖学Ⅰ・Ⅱ、病理細胞検査学Ⅰ・Ⅱ
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 最新臨床検査学講座 病理学/病理検査学 | 松原修 他 | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 | (なし) |