英文名 | Laboratory in Physiological Function ExaminationⅠ | |
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科目概要 | 医療検査学科2年前期、3群科目、必修、実習、1単位(45時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎野邊 八重子※、 外山 竹弥※、 相田 武則 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WL304-Py04 |
政令で定める生体機能検査を円滑に実施するため、検査機器の操作法と被検者対応を実習する。また、得られた検査結果の評価方法を修得する。さらに患者心理を考慮した対応や安全対策について理解を深め、臨地実習の生理学検査に繋げることを目標とする。
1.グループ別に感覚器検査、呼吸機能検査を実際に行う。
2.被検者へ検査の概要をわかりやすく伝える方法を学ぶ。
3.各種検査法の原理、および測定手技について学ぶ。
4.測定結果の解釈と評価方法について学ぶ。
・実習講義では、実習書、教科書、配付資料などを用いて説明する。
・実習試験後にレポートの提出を課す。
・学生からの質問については、実習時間内でフィードバックし、必要に応じて、次回の実習時に振り返りを実施する。
野邊 八重子、外山 竹弥:病院での臨床経験を踏まえ、感覚器関連検査、呼吸機能関連検査における知識と技術を概説する。
◎:DP2,DP3,DP4
○:DP1,DP5
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1~2 | 実習講義 (4時間) | ・感覚器関連検査のうち、聴覚検査の標準純音聴力検査、語音聴力検査、及び、電気味覚検査、基準嗅力検査について検査手順および測定上の注意事項を学ぶ。 ・呼吸機能検査のうち、スパイロメトリについて検査手順および測定上の注意事項を学ぶ。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
3~11 | 感覚器系の生理機能検査の実施 (18時間) | 感覚器に関する検査を実習する。 1)標準純音聴力検査、語音聴力検査及び聴覚に関する検査の測定を行い、機器の操作法および測定結果の評価法を実習する。 2)味覚検査として電気味覚検査を行い、検査手順と測定結果の評価法を実習する。また、嗅力検査について演習する。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
12~20 | 呼吸機能検査の実施 (18時間) | 呼吸機能検査実施時の患者への声掛け方法を学び、正確な肺機能分画、およびフローボリュームカーブの測定方法を実習する。また、ピークフローメータの特性を説明する。そして、呼吸機能関連検査から呼吸器の状態を評価できるように実習する。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
21 | 検査結果の解析と評価 (2時間) | 測定によって得た所見、検査結果を解析し評価を行う。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
22 | 実習実技確認 (2時間) | 実習した検査について、技術・手順の確認を行う。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
23 | 実習内容・知識の確認 (2時間) | 実習した検査項目について、知識の定着の確認を行う。 | 野邊 八重子 外山 竹弥 相田 武則 |
1.各種測定機器の適切な操作及び取り扱いが出来る。
2.各種検査について、様々な状態の患者を想定して、被検者に検査の概要を伝え、適切な指示が出来る。
3.各検査の臨床的意義について説明できる。
4.測定結果を適切に解析し、評価できる。
1) 実習試験(60%)、2) 実習レポート(40%)で評価する。
評価基準
・実習試験は実習で学んだ内容についての設問に対し正しく解答できているかを評価する。
・実習レポートは評価基準に従い評価する。
【予習・復習に必要な時間数:60時間】
予習:教科書、実習書、配付資料をもとに予習を行う。
復習:教科書、実習書、配付資料および実習結果をもとに復習を行う。
【関連科目】生理機能検査学Ⅰ・Ⅱ
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 最新臨床検査学講座 生理機能検査学 | 東條尚子 他 | 医歯薬出版 |
教科書 | 臨床検査学実習書シリーズ 生理機能検査学実習書 | 今井正 | 医歯薬出版 |
参考書 | 臨床検査法提要 改訂第35版 | 金原出版 |