Web Syllabus(講義概要)
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生理機能検査学Ⅰ
英文名Physiological Function Examination Ⅰ
科目概要医療検査学科1年後期、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎野邊 八重子※外山 竹弥※
講義室
備考科目ナンバリングコード:WL301-Py04

授業の目的

生理機能検査学は、身体を直接調べることにより、体の状態を把握する学問である。本講義は感覚機能の状態を評価する検査と筋電図検査を習得することを目的とする。関連する基礎知識と検査法、使用機器の構造、正常所見と代表的疾患における異常所見について理解する。

教育内容

1.感覚機能検査(聴覚・味覚・嗅覚検査、眼底検査、平衡機能検査)及び神経筋関連の測定原理を習得する。
2.検査機器の構造と取り扱い上の注意点、および測定方法を習得する。
3.測定結果の評価方法を習得する。

教育方法

・教科書、配布資料、Power Pointを活用した講義形式ですすめる。
・小テストを課した場合は、必要に応じて講義内で設問・模範解答を解説することによりフィードバックを実施する。

実務経験の授業への活用方法

野邊 八重子、外山 竹弥:病院での臨床検査技師としての聴覚検査、眼底検査、平衡機能検査および筋電図検査の経験を踏まえ、各検査の意義および生理学的検査の役割、患者接遇を概説する。また、臨床検査技師による検査実施方法を概説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎:DP2,DP4
○:DP1,DP3,DP5

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1生理機能検査の目的と技師の役割臨床検査技師が実施可能な手技範囲を理解し、チーム医療の一員として貢献できるように講義する。また、患者の心理と考慮した対応を学ぶ。野邊 八重子
2聴覚検査標準純音聴力検査、インピーダンス検査、語音聴力検査等、ルーチンで行われている聴覚検査を学ぶ。外山 竹弥
3味覚検査・嗅覚検査電気味覚検査、濾紙ディスク法、基準嗅力検査等、ルーチンで行われている味覚検査および嗅覚検査を学ぶ。外山 竹弥
4眼底検査眼底カメラの正常眼底の所見と眼底疾患における所見を理解して評価できるように学ぶ。外山 竹弥
5体平衡機能検査体平衡機能検査について学ぶ。外山 竹弥
6電気眼振図電気眼振図を中心に臨床検査技師の実施の可否を含めて検査方法を学ぶ。外山 竹弥
7直腸肛門機能検査・消化管内視鏡検査(組織検体の採取手技)タスクシフトで臨床検査技師の実施が認められた直腸肛門機能検査、消化管内視鏡検査、組織検体の採取手技について学ぶ。野邊 八重子
8針筋電図検査筋電図の基礎を説明し、針筋電図について学ぶ。外山 竹弥
9筋電計の構造筋電計の構造と取り扱いについて学ぶ。外山 竹弥
10針筋電図の異常所見針筋電図の異常所見について学ぶ。外山 竹弥
11神経伝導速度の評価方法神経伝導検査の検査方法と神経伝導速度の評価について学ぶ。外山 竹弥
12神経伝導検査の刺激方法と誘発波形神経伝導検査の刺激方法と伝導する神経経路及び誘発される波形について学ぶ。外山 竹弥
13神経伝導検査の異常所見神経伝導検査の異常所見を学ぶ。外山 竹弥
14反復神経刺激試験反復神経刺激試験について学ぶ。外山 竹弥
15運動誘発電位検査経頭蓋磁気刺激検査について学ぶ。外山 竹弥
No. 1
項目
生理機能検査の目的と技師の役割
内容
臨床検査技師が実施可能な手技範囲を理解し、チーム医療の一員として貢献できるように講義する。また、患者の心理と考慮した対応を学ぶ。
担当者
野邊 八重子
No. 2
項目
聴覚検査
内容
標準純音聴力検査、インピーダンス検査、語音聴力検査等、ルーチンで行われている聴覚検査を学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 3
項目
味覚検査・嗅覚検査
内容
電気味覚検査、濾紙ディスク法、基準嗅力検査等、ルーチンで行われている味覚検査および嗅覚検査を学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 4
項目
眼底検査
内容
眼底カメラの正常眼底の所見と眼底疾患における所見を理解して評価できるように学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 5
項目
体平衡機能検査
内容
体平衡機能検査について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 6
項目
電気眼振図
内容
電気眼振図を中心に臨床検査技師の実施の可否を含めて検査方法を学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 7
項目
直腸肛門機能検査・消化管内視鏡検査(組織検体の採取手技)
内容
タスクシフトで臨床検査技師の実施が認められた直腸肛門機能検査、消化管内視鏡検査、組織検体の採取手技について学ぶ。
担当者
野邊 八重子
No. 8
項目
針筋電図検査
内容
筋電図の基礎を説明し、針筋電図について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 9
項目
筋電計の構造
内容
筋電計の構造と取り扱いについて学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 10
項目
針筋電図の異常所見
内容
針筋電図の異常所見について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 11
項目
神経伝導速度の評価方法
内容
神経伝導検査の検査方法と神経伝導速度の評価について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 12
項目
神経伝導検査の刺激方法と誘発波形
内容
神経伝導検査の刺激方法と伝導する神経経路及び誘発される波形について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 13
項目
神経伝導検査の異常所見
内容
神経伝導検査の異常所見を学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 14
項目
反復神経刺激試験
内容
反復神経刺激試験について学ぶ。
担当者
外山 竹弥
No. 15
項目
運動誘発電位検査
内容
経頭蓋磁気刺激検査について学ぶ。
担当者
外山 竹弥

到達目標

1.各種分析法の反応原理、基準範囲及び臨床的意義について説明できる。
2.各種分析機器・器具の取り扱いが出来る。
3.病的状態における変化を理解して列挙できる。
4.分析データを適切に解析し評価できる。

評価方法

1)定期試験(70%)、2)小テスト(30%)を統合して評価する。
評価基準:
・定期試験では、講義で学習した内容についての問題に正しく解答できるかを評価する。
・小テストでは、数回の講義で学習した内容についての問題に正しく解答できるかを評価する。

準備学習(予習・復習等)

【予習・復習に必要な時間数:60時間】
予習:講義予定項目を関連する既修得科目も含めて教科書で事前に学習し、講義に臨むこと。予習および講義で不明な点は質問をすること。
復習:教科書と配付資料を基に内容を整理して覚えること。

備考・その他

【関連科目】解剖学Ⅰ・Ⅱ、生理学Ⅰ・Ⅱ、生理機能検査学実習Ⅰ

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書最新臨床検査学講座
生理機能検査学
東條尚子 他医歯薬出版
参考書標準臨床検査学
生理検査学・画像検査学
谷口信行医学書院
教科書
署名
最新臨床検査学講座
生理機能検査学
著者・編者
東條尚子 他
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
標準臨床検査学
生理検査学・画像検査学
著者・編者
谷口信行
発行所
医学書院