英文名 | Laboratory in Medical Engineering | |
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科目概要 | 医療検査学科2年後期、2群科目、必修、実習、1単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎木村 幸一郎、 外山 竹弥、 相田 武則、 星田 政行 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WL204-Me04 |
臨床検査技師の業務に心電計などの医用電子機器の操作、保守、点検がある。本実習では、まず、電気回路の点検などに必要な計測装置の使い方を習得する。次に、生体信号計測において必要となる、トランスデューサー、測定環境のノイズなどについて、動作原理や発生源、除去する方法について習得する。
1.マルチメーターとオシロスコープの取り扱い方を学ぶ。
2.トランスデューサーの動作原理について学ぶ。
3.ノイズの発生源について学ぶ。
4.フィルタ回路の原理について学ぶ。
5.安全かつ正確な信号を計測する方法について学ぶ。
・実習形式ですすめる。
・実習前に講義を行い、教科書、配布資料などを用いて説明する。
・実習修了試験後にレポートの提出を課し、コメント記載後返却する。
◎:DP2
○:DP1
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1~2回 | デジタルマルチメータの使い方 (4時間) | デジタルマルチメータを用いて、電流、電圧の測定方法について実習する。 直列、並列接続による電流電圧の変化について実習する。 サーミスタの動作原理について実習する。 | 木村 幸一郎 外山 竹弥 相田 武則 星田 政行 |
3~4回 | オシロスコープの使い方 (4時間) | オシロスコープの使い方と波形の読み方について実習する。 | 木村 幸一郎 相田 武則 外山 竹弥 星田 政行 |
5~6回 | フィルタ回路 (4時間) | CRフィルタ回路の動作とハイパスフィルタ、ローパスフィルタについて実習する。 | 木村 幸一郎 外山 竹弥 相田 武則 星田 政行 |
7~10回 | 電磁波とノイズ (8時間) | 各電気機器から発生する電磁波を計測し、生体信号計測に与える影響について実習する。 | 木村 幸一郎 外山 竹弥 相田 武則 星田 政行 |
11~14回 | 心電図とフィルタ (8時間) | 模擬心電図波形を用いて、ノイズが混入した波形におけるフィルタ回路の役割について実習する。 | 木村 幸一郎 外山 竹弥 相田 武則 星田 政行 |
15回 | 実習総括 (2時間) | これまでの内容について知識の確認を行う。 | 木村 幸一郎 外山 竹弥 相田 武則 星田 政行 |
1.電気電子計測機器の取り扱いができる。
2.フィルタ回路について原理と動作について説明できる。
3.生体信号計測における計測環境と除去する方法について説明できる。
1)実習レポート(50%) 2)テーマごとに行う確認試験(50%)で評価する。
評価方法:
・実習試験は実習で学んだ内容についての設問に対し正しく解答できているかを評価する。
・実習レポートは評価基準に従い評価する。
【予習・復習に必要な時間数:15時間】
予習:医用工学概論の内容をよく復習しておく。
復習:教科書、配付資料および実習結果をもとに復習を行う。
医用工学概論
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 最新臨床検査学講座 医用工学概論 | 嶋津秀昭ほか | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 | なし |