英文名 | Public Health Ⅰ | |
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科目概要 | 医療検査学科1年後期、2群科目、必修、講義、1単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎小林 健司 | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WL201-Ph04 |
我々が生活する中で自然環境や健康問題は様々に変化するが、これに対応するために衛生学、公衆衛生学の知識が必要となる。本講義では、公衆衛生の意義、保健統計、疫学、成人保健、感染症対策、食品衛生、環境保健について講義し、公衆衛生の分野で臨床検査技師が果たす役割を理解することを目的とする。
1.健康について講義し、医療者が持つべき健康観および生命倫理を学ぶ。
2.保健統計・疫学を講義し、それらの意味と科学的根拠を学ぶ。
3.感染症、生活習慣病などの疾病を説明し、それらの予防を学ぶ。
4.環境とは何か、環境問題とその対策を説明する。
・パワーポイントと講義資料を用いた講義形式(対面授業)ですすめる。
・課題を課した際は、フィードバックとして、各学生に、学生全体への講評とともに課題用紙を返却する。
◎:DP1
○:DP2,DP3
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1回 | 衛生・公衆衛生学序論 | 衛生学・公衆衛生学の概要を講義し、「健康」について考えることができるように学習する。 | 小林 健司 |
2回 | 衛生・公衆衛生学の歴史 | 世界および日本の衛生学・公衆衛生学の歴史を講義し、健康問題の変遷を学習する。 | 小林 健司 |
3回 | 保健医療福祉の倫理 | 生命倫理を講義し、医療系の資格を持つ者としての保健医療福祉の倫理を学習する。 | 小林 健司 |
4回 | 保健統計① | 健康にはさまざまな側面と程度がある。それぞれの健康水準・健康指標を講義し、保健統計の必要性を学習する。 | 小林 健司 |
5回 | 保健統計② | 人口静態統計・人口動態統計を講義し、人口統計の必要性を学習する。 | 小林 健司 |
6回 | 疫学① | 疫学研究・調査を講義し、疫学の必要性を学習する。 | 小林 健司 |
7回 | 疫学② | 疫学の応用的な側面を講義し、保健統計と疫学の関係を学習する。 | 小林 健司 |
8回 | 疾病予防と健康管理 | 予防医学、疾病予防と健康管理を学習する。 | 小林 健司 |
9回 | 主な疾病の予防(感染症①) | 病原体・感染症の成り立ちを講義し、それぞれの感染症を学習する。 | 小林 健司 |
10回 | 主な疾病の予防(感染症②) | 感染症の予防と関連する法律などを講義し、それぞれの感染症の予防を学習する。 | 小林 健司 |
11回 | 主な疾病の予防(循環器系疾患) | 循環器疾患の成り立ちを講義し、それぞれの循環器疾患の予防を学習する。 | 小林 健司 |
12回 | 主な疾病の予防(がんなど) | がんの成り立ちを講義し、それぞれのがんの予防を学習する。 | 小林 健司 |
13回 | 環境保健① | 主体環境系、生態系、環境について学習する。 | 小林 健司 |
14回 | 環境保健② | 水・空気の衛生および環境問題を講義し、環境と人の健康の関係を学習する。 | 小林 健司 |
15回 | 環境保健③ | 廃棄物処理および環境に関する関連法規などを講義し、良い環境を維持するための方法を学習する。 | 小林 健司 |
1.健康とは何か説明できる。
2.医療における生命倫理の必要性を説明できる。
3.疫学の知識から保健統計データを読み解き説明できる。
4.それぞれの疾病の予防を説明できる。
5.環境問題とその対策を説明できる。
1)レポート課題(20%)、2)定期試験(80%)で総合評価する。
評価基準:
・レポートは、講義の内容を踏まえ課題の内容を調べ、自分の考えを含めて具体的かつ丁寧に論述できているかを評価する。
・定期試験は、設問に対して正しく解答できているかを評価する。
【予習・復習に必要な時間数:15時間】
予習:指定された教科書・参考書をもとに予習を行う。
復習:講義内容および配布資料をもとに復習を行う。
保健看護学概論
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | シンプル衛生公衆衛生学 | 小山 洋 | 南江堂 |
参考書 | 国民衛生の動向 | 一般財団法人厚生労働統計協会 |