| 英文名 | Physiology Ⅰ | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 医療検査学科１年前期、２群科目、必修、講義、１単位（30時間） | |
| 担当者 | (◎は科目責任者，※は実務経験のある教員) ◎白倉 ひかる、 柄澤 美佳 | |
| 講義室 | ||
| 備考 | 科目ナンバリングコード：WL201-Pp04 | |
正常な人体の働き・機能を知ることは、疾患を発見、理解、そして疾患からの機能回復を考える上で必須である。本講義では循環器系、呼吸器系、消化器系および泌尿器系など、生体機能や恒常性の維持に関する内容を解説し、生理機能検査学をはじめとする発展的内容を含む科目の基礎となる知識を修得することを目的とする。
1.循環器系、呼吸器系、消化器系および泌尿器系の器官ごとに機能について解説する。
2.生理機能検査学をはじめとする、発展的内容を含む科目の基礎知識として定着させるよう解説する。
・教科書及び配布資料についてパワーポイントを用いて解説する。
・授業の終わりに講義内容に関する小テストを実施し、学生の理解を深める。
・小テストのフィードバックとして、その授業内で設問に対する模範解答を示し、学生は自己採点を行う。理解が不十分であった設問についてテスト直しを行い、その成果がわかるもの（答案用紙に加筆したものでよい）を次回授業時に回収する。内容を確認・評価し、講義期間内に返却する。
◎：DP2
〇：DP1,DP4,DP5
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 1回 | 体液と血液1 | 体液とその区分について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 2回 | 体液と血液2 | 体液の恒常性を維持するしくみについて講義する。 | 白倉 ひかる |
| 3回 | 生体の恒常性 | 概日リズム、体温について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 4回 | 循環器系1 | 心臓の機能について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 5回 | 循環器系2 | 血管の機能について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 6回 | 循環器系3 | リンパ管系の機能について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 7回 | 循環器系4 | 循環の調節、局所循環について講義する。 | 白倉 ひかる |
| 8回 | 呼吸器系1 | 呼吸機能の構成について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 9回 | 呼吸器系2 | 換気、ガスの拡散と交換について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 10回 | 呼吸器系3 | 血液中の酸素の運搬、呼吸および肺換気量の調節について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 11回 | 消化器系1 | 消化管の運動と分泌機能、消化と吸収機能について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 12回 | 消化器系2 | 消化管ホルモン、肝臓について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 13回 | 栄養と代謝 | 食品のエネルギーとエネルギー代謝について講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 14回 | 泌尿器系1 | 尿の成分、尿量、排尿、糸球体濾過量、クリアランスについて講義する。 | 柄澤 美佳 |
| 15回 | 泌尿器系2 | 尿細管における再吸収および分泌について講義する。 | 柄澤 美佳 |
1.体液と血液の機能について理解し、説明できる。
2.生体の恒常性について理解し、説明できる。
3.循環器系の機能について理解し、説明できる。
4.泌尿器系の機能について理解し、説明できる。
5.呼吸器系の機能について理解し、説明できる。
6.消化器系の機能について理解し、説明できる。
7.栄養と代謝について理解し、説明できる。
1)定期試験（80％）、2)小テスト（20%）
評価基準
・小テストでは、講義で学習した内容を正しく理解し、知識として習得できているかを解答およびテスト直しの内容により評価する。
・定期試験では、小テストに出題された内容を含む各器官の機能について正しく理解ができているかを解答により評価する。
【予習・復習に必要な時間数：15時間】
予習：教科書の内容についてあらかじめ確認する。
復習：配布資料と講義内容をもとに復習し、知識の整理を行い理解を深める。疑問点は講義担当者に質問する。
解剖生理学実習、生理機能検査学Ⅰ〜Ⅳ
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 最新臨床検査学講座 生理学 | 奈良信雄、和田隆志 | 医歯薬出版株式会社 |
| 参考書 | からだがみえる 人体の構造と機能 | メディックメディア |