英文名 | Regional Practicum | |
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科目概要 | 看護学科1年前期、3群科目、必修、実習、2単位(90時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎森谷 栄子※、 鈴木 紀子※、 中戸川 早苗※、 若狹 晶子※、 井手段 幸樹※、 大谷 玲子※、 鈴木 貴美※、 三宅 久枝※ | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WN304-Sh01 |
地域の暮らしを理解し、人々が支えあって生きることの大切さを学ぶ。暮らしの場を問わず、あらゆる健康状態の人々に対する看護をシームレスに創造する力を培うことをねらいに、地域の人々との交流を通して、人々の多様な暮らしの場における人々の生活、暮らしを理解するために必要な視点について学修する。
1.地域をアセスメントする視点と情報収集方法、整理分析が行えるように助言・指導を行う。
2.フィールドワークが安全に効果的に行えるように地区踏査計画立案・実施に対して助言・指導を行う。
3.地域の人々と効果的なコミュニケーションがとれるように助言・指導を行う。
4.地域の人々の暮らしを理解するためのインタビュー方法やインタビューガイドの助言・指導を行う。
5.実習の成果を効果的に発表し、学びを共有できるようにまとめ方や発表方法の助言・指導を行う。
・パワーポイントと講義資料を用いて講義形式(一部グループワーク)で実習オリエンテーションを行う。
・地域の理解とその地域で生活している人々の暮らしを理解するための地区踏査計画とインタビューガイドをもとに、学生は対象者へのフィールドワークを行う。
・各自が得た考察からグループワークを行い、学習成果を発表するための助言・指導を行う。
・グループ単位で発表を行い、更にグループでの討議を重ね、各自実習での学びについてレポートを課す。レポートを返却しフィードバックを行う。
森谷 栄子, 鈴木 紀子, 中戸川 早苗, 若狭 晶子, 大谷 玲子, 鈴木 貴美, 三宅 久枝:看護師・保健師として臨床経験を踏まえ、多様な場における人々の暮らしを理解するために必要な視点や、あらゆる健康状態の人々に対する看護について教授する。
◎:DP1,DP2,DP3,DP5
○:DP4
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 実習オリエンテーション (実習1日目:2時間) | ・実習目的、実習展開方法および実習記録の記載方法と提出物について説明する。 ・実習における注意事項などについて説明する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
2~4 | 人々の暮らす地域を理解する方法(1) (実習1日目:5時間) | ・地域を構成する要素について地域アセスメントの視点から考える。 ・南魚沼市の歴史・文化、人口構成、産業・観光、地形などの物理的環境、交通、気候、教育、レクリエーション施設、医療機関、福祉施設、市政情報などの情報収集方法について学習する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
5~6 | 人々の暮らす地域を理解する方法(2) (実習2日目:6時間) | ・グループで南魚沼市の歴史・文化、人口構成、家族形態についてインターネット等を活用し情報収集し、情報を整理分析する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
7~8 | 人々の暮らす地域を理解する方法(3) (実習2~3日目:6時間) | ・グループで南魚沼市の産業・観光、経済についてインターネット等を活用し、情報収集し、情報を整理分析する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
9~10 | 人々の暮らす地域を理解する方法(4) (実習3~4日目:6時間) | ・グループで南魚沼市の地形などの物理的環境、交通、気候についてインターネット等を活用し情報収集し、情報を整理分析する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
11~12 | 人々の暮らす地域を理解する方法(5) (実習4~5日目:6時間) | ・グループで南魚沼市の教育機関、レクレーション施設、医療機関、福祉施設などについてインターネット等を活用し情報収集し、情報を整理分析する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
13~15 | 中間まとめ・発表 (実習5日目:8時間) | ・インターネット等の既存資料から得られた情報を統合し南魚沼市の地域特性について話しあい、共有する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
16~17 | 地域で暮らす人々を理解する方法 (実習6日目:5時間) | ・地域の人々の暮らしを理解するために必要な視点をグループで話し合い、整理する。 ・課題対象者の暮らしや健康、生活上の課題などを理解するためのインタビューガイドをグループで作成する。 ・効果的なインタビュー方法(聞き取り方法)についてグループで話し合う。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
18~19 | フィールドワークの実施計画立案 (実習6日目:4時間) | ・グループで地区踏査の計画を立案する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
20~28 | フィールドワーク (実習7~8日目:16時間) | ・地区踏査の計画に基づき、地域の探索を行う。 ・地域住民との交流や対話、インタビューから地域住民の暮らしや健康、価値観などを理解する。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
29~30 | まとめ・発表会の準備 (実習9日目:8時間) | 1.地区踏査から見えてきた南魚沼市の地域の特徴と対象者の暮らしから自分達が考える課題 2.自分たちが考える課題に対する解決策についてグループで話し合い、発表会の準備を行う。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
31~32 | 発表会 (実習10日目:8時間) | ・視聴覚資料を用いながら、学習成果の発表を行う。 ・他のグループの発表を共有し、学びを深める。 ・実習記録の整理と自己評価表を記入する。 ・実習を通して自己の課題を明らかにする。 ・担当教員からのフィードバックを受ける。 | 森谷 栄子 鈴木 紀子 中戸川 早苗 若狹 晶子 井手段 幸樹 大谷 玲子 鈴木 貴美 三宅 久枝 |
1.異なる年齢の人とコミュニケーションがとれる。
2.自己と他者のコミュニケーションを客観的に振り返り、自己の課題と今後の改善方法や目標が持てる。
3.看護の対象となる人の暮らしや地域社会のあり方から人々の生活と健康、環境が相互に関係しあっていることが説明できる。
4.地域の人々の抱える問題を考えることができる。
5.学生同士の体験、学びの共有から地域のさまざまの問題点があることに気づくことができる。
6.看護専門職として、対象を生活者として捉える意義を説明できる。
7.看護専門職を目指す者としての態度を実践できる。
①実習計画書(20%)、②フィールドワーク記録(20%)、③グループ発表内容(30%)、④課題レポート(20%)、⑤実習態度(10%)により総合的に評価する。
評価基準:
上記①~⑤については、具体的な評価項目を記した実習評価表を実習要項に記載して学生に提示する。評価項目に基づいてレポートの提出およびグループワークへの参加の様子、発表場面での発言の様子などから実習目標の達成度として総合的に評価する。
課題レポートは「地域実習からの学びと今後、自分が看護をする上で大切にしていきたいこと」をテーマとし、本実習を振り返り、自分の学びや気づきを看護にどのように活かしていくかが述べられているかを評価する。
【予習・復習に必要な時間数:10時間】
予習:1.教科書・参考書の該当部分と、人々の暮らしの理解に必要となる知識や考え方について復習して授業資料を見直し、学習ノート等にまとめる。
2.実習要項を熟読し、実習内容を確認し、必要な情報取集を行う。
復習:フィールドワークの情報を整理と課題を行う。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業内で提示する。 | ||
参考書 | 授業内で提示する。 |