Web Syllabus(講義概要)
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成人看護学Ⅱ
英文名Adult Health Nursing Ⅱ:Acute Care
科目概要看護学科2年後期、3群科目、必修、講義、2単位(30時間)
担当者(◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎松原 康美※大谷 玲子※佐藤 純子※鈴木 貴美※
講義室
備考科目ナンバリングコード:WN301-An04

授業の目的

慢性疾患を有する人と家族への理解を深め、看護援助に必要な基礎的能力を修得するために、慢性疾患や障害を有する人と家族の特徴を理解するととともに、療養生活の支援、セルフケアとセルフマネジメントの支援、教育的アプローチについて学ぶ。主な慢性疾患を例にあげ、症状マネジメント、治療と検査の基礎知識、治療を受ける人の特徴と看護援助を学ぶ。

教育内容

1.慢性疾患を有する人の病態、患者と家族への看護ケアを講義する。
2.慢性疾患の治療・療養行動にかかわる主な概念・理論について説明する。
3.慢性疾患の治療の概要、治療を受ける人の看護について説明する。
4.慢性疾患を有する人のリハビリテーションと看護について説明する。

教育方法

・パワーポイントと講義資料を用いた講義(一部演習を含む)グループディスカッションを組み合わせて実施する(対面授業)。
・グループディスカッションは、授業内でコメントをフィードバックする。
・課題レポートは、個別にコメントを記載してフィードバックする。

実務経験の授業への活用方法

松原 康美, 佐藤 純子, 鈴木 貴美, 大谷 玲子:病院での臨床経験を踏まえ、慢性疾患を有する人の看護および療養生活支援がどのように展開されるのかを概説する。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

◎:DP2,DP3,DP4
○:DP1,DP5,DP6

授業内容(シラバス)

項目内容担当者
1慢性疾患を有する人とその家族の理解慢性疾患の特徴、身体的・心理的・社会的特徴、治療の特徴、療養環境の特徴、療養生活の支援について学ぶ。松原 康美
2治療・療養行動にかかわる主な概念・理論病みの軌跡、セルフケア理論、自己効力感、アドヒアランスについて学ぶ。松原 康美
3慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(1) 糖尿病の治療と治療過程で必要な看護、自己血糖測定及びインスリン注射について学ぶ(一部演習あり)。松原 康美
4慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(2) 慢性腎臓病の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。松原 康美
5慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(3) 慢性閉塞性肺疾患の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。松原 康美
6慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(4)炎症性腸疾患の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。松原 康美
7慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(5) 関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。松原 康美
8慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(6) パーキンソン病の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。大谷 玲子
9慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(7) 肝硬変の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。鈴木 貴美
10がん治療と治療を受ける人の看護(1) 放射線治療を受ける人への必要な看護について学ぶ。佐藤 純子
11がん治療と治療を受ける人の看護(2) 化学療法を受ける人への必要な看護について学ぶ。佐藤 純子
12がん治療と治療を受ける人の看護(3) がんで緩和的治療および緩和ケアを受ける人を例にあげ、必要な看護について学ぶ。鈴木 貴美
13リハビリテーションと看護(1) がんサバイバーを例にあげ、がんリハビリテーションの概念と看護について学ぶ。松原 康美
14リハビリテーションと看護(2) 慢性心不全のある人を例にあげ、心臓リハビリテーションの概念と看護について学ぶ。松原 康美
15リハビリテーションと看護(3) 脳血管疾患のある人を例にあげ、リハビリテーションにおける留意点と看護について学ぶ。佐藤 純子
No. 1
項目
慢性疾患を有する人とその家族の理解
内容
慢性疾患の特徴、身体的・心理的・社会的特徴、治療の特徴、療養環境の特徴、療養生活の支援について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 2
項目
治療・療養行動にかかわる主な概念・理論
内容
病みの軌跡、セルフケア理論、自己効力感、アドヒアランスについて学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 3
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(1)
内容
糖尿病の治療と治療過程で必要な看護、自己血糖測定及びインスリン注射について学ぶ(一部演習あり)。
担当者
松原 康美
No. 4
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(2)
内容
慢性腎臓病の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 5
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(3)
内容
慢性閉塞性肺疾患の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 6
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(4)
内容
炎症性腸疾患の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 7
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(5)
内容
関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 8
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(6)
内容
パーキンソン病の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
大谷 玲子
No. 9
項目
慢性疾患の治療と治療を受ける人の看護(7)
内容
肝硬変の治療と治療過程で必要な看護について学ぶ。
担当者
鈴木 貴美
No. 10
項目
がん治療と治療を受ける人の看護(1)
内容
放射線治療を受ける人への必要な看護について学ぶ。
担当者
佐藤 純子
No. 11
項目
がん治療と治療を受ける人の看護(2)
内容
化学療法を受ける人への必要な看護について学ぶ。
担当者
佐藤 純子
No. 12
項目
がん治療と治療を受ける人の看護(3)
内容
がんで緩和的治療および緩和ケアを受ける人を例にあげ、必要な看護について学ぶ。
担当者
鈴木 貴美
No. 13
項目
リハビリテーションと看護(1)
内容
がんサバイバーを例にあげ、がんリハビリテーションの概念と看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 14
項目
リハビリテーションと看護(2)
内容
慢性心不全のある人を例にあげ、心臓リハビリテーションの概念と看護について学ぶ。
担当者
松原 康美
No. 15
項目
リハビリテーションと看護(3)
内容
脳血管疾患のある人を例にあげ、リハビリテーションにおける留意点と看護について学ぶ。
担当者
佐藤 純子

到達目標

1.慢性疾患を有する人と家族の特徴について説明できる。
2.慢性疾患を有する人の療養生活の支援、セルフケアとセルフマネジメントの支援、教育的アプローチについて説明できる。
3.主な慢性疾患の症状マネジメント、治療と検査の基礎知識、治療を受ける人の特徴と看護援助について説明できる。
4.慢性疾患を有する人のリハビリテーションと看護について説明する。

評価方法

定期試験(80%)、課題レポート(20%)により評価する。
評価基準:課題レポートは、提示された課題について、学んだ内容と自己の考えを含めて具体的に述べられているかを評価する。

準備学習(予習・復習等)

【予習・復習に必要な時間数:60時間】
予習:指定された教科書・参考書の各講義項目に関係する箇所を読み授業に臨む。
復習:配付資料と講義内容をもとに復習し、疑問点を明らかにする。

備考・その他

なし。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書系統看護学講座 成人看護学総論第16版小松 浩子医学書院
参考書授業内で随時提示する。
教科書
署名
系統看護学講座 成人看護学総論第16版
著者・編者
小松 浩子
発行所
医学書院
参考書
署名
授業内で随時提示する。
著者・編者
発行所