英文名 | Symptomatology and Pathophysiology for Nursing Ⅲ | |
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科目概要 | 看護学科2年後期、2群科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎三藤 久※ | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WN201-Sa04 |
臨床で遭遇する頻度の高い消化器疾患、脳・神経疾患、婦人科疾患、乳腺疾患ならびに成育期における疾患の病態生理ならびに看護実践の基本となる知識を講義する。
1.代表的な消化器疾患の症状、病態について説明する。
2.代表的な脳・神経疾患の症状、病態について説明する。
3.代表的な婦人科疾患の症状、病態について説明する。
4.代表的な乳腺疾患の症状、病態について説明する。
5.代表的な小児科疾患の症状、病態について説明する。
・パワーポイントと講義資料を用いた講義形式(対面授業)ですすめる。
・課題へのフィードバックとして、各学生に、学生全体への講評や記載例の資料とともに課題用紙を返却する。
・小テストは、テストの実施・回収後に授業内で設問・模範解答の解説をすること、開講期間中にテスト用紙を返却することによりフィードバックを行う。
三藤 久:医師としての臨床経験を踏まえ、代表的な消化器疾患、神経系疾患、婦人科疾患、乳腺疾患、小児科疾患について教授し、看護への応用を概説する。
◎:DP4
○:DP3,DP7
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | オリエンテーション 消化器疾患(1) 上部消化器疾患 | 上部消化器疾患(逆流性食道炎、食道癌、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃癌)について理解する。 | 三藤 久 |
2 | 消化器疾患(2) 下部消化器疾患 | 下部消化器疾患(感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、Crohn〈クローン〉病、結腸癌、直腸癌)、イレウスについて理解する。 | 三藤 久 |
3 | 消化器疾患(3) 肝疾患 | 肝疾患(肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害、肝硬変、肝癌)について理解する。 | 三藤 久 |
4 | 消化器疾患(4) 胆道・膵疾患 | 胆道疾患(胆石症、胆管炎、胆嚢癌、胆管癌)、膵疾患(膵炎、膵癌)について理解する。 | 三藤 久 |
5 | 神経疾患(1) 脳血管疾患 | 脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、もやもや病など)、頭蓋内圧亢進症について理解する。 | 三藤 久 |
6 | 神経疾患(2) 頭痛、機能性疾患、感染性疾患 | 頭痛、機能性疾患(てんかん)、神経系感染症(脳炎、髄膜炎)について理解する。 | 三藤 久 |
7 | 神経疾患(3) 変性疾患、脱髄疾患、末梢神経・筋疾患 | 変性疾患(Parkinson<パーキンソン>病、筋萎縮性側索硬化症<ALS>など)、脱髄性疾患(多発性硬化症)、末梢神経障害(Guillain-Barré<ギラン・バレー>症候群)、筋疾患(筋ジストロフィーなど)について理解する。 | 三藤 久 |
8 | 神経疾患(4) 外傷性神経疾患、脳腫瘍 | 頭部外傷、脊髄損傷、脳腫瘍について理解する。 | 三藤 久 |
9 | 婦人科疾患 | 女性生殖器感染症、子宮内膜症、女性生殖器腫瘍(子宮筋腫、子宮体癌、子宮頸癌、卵巣腫瘍、卵巣癌)について理解する。 | 三藤 久 |
10 | 乳腺疾患 | 乳腺炎、乳腺症、乳癌について理解する。 | 三藤 久 |
11 | 小児における神経疾患の病態生理 | 小児における神経疾患(てんかん、脳性麻痺、筋ジストロフィーなどの病態生理と治療について理解する。 | 三藤 久 |
12 | 小児における呼吸器系疾患の病態生理 | 小児における呼吸器系疾患(肺炎、気管支喘息等)の病態生理と治療について理解する。 | 三藤 久 |
13 | 小児における循環器系疾患の病態生理 | 小児における循環器系疾患(先天性心疾患、川崎病など)の病態生理と治療について理解する。 | 三藤 久 |
14 | 小児における代謝および内分泌系疾患の病態生理 | 小児における代謝および内分泌系疾患(糖尿病、下垂体・甲状腺疾患など)の病態生理と治療について理解する。 | 三藤 久 |
15 | 小児における免疫・リウマチ疾患の病態生理 | 小児における免疫・リウマチ疾患(若年性特発性関節炎・先天性免疫不全症)の病態生理と治療について理解する。 | 三藤 久 |
1.代表的な消化器疾患の症状、病態について説明ができる。
2.代表的な脳・神経疾患の症状、病態について説明ができる。
3.代表的な婦人科疾患の症状、病態について説明ができる。
4.代表的な乳腺疾患の症状、病態について説明ができる。
5.代表的な小児科疾患の症状、病態について説明ができる。
1)小テスト(10%)、2)課題レポート(10%)、3)筆記試験(80%)により評価する。
評価基準:
・レポートでは、講義の内容から必要とされる看護について具体的かつ丁寧に論述できているかを評価する。
・小テストでは、講義で学習してきた設問に対して正しく解答できているかを評価する。
【予習・復習に必要な時間数:60時間】
予習:指定された教科書・参考書の各講義項目に関係する箇所を読み授業に臨む。
復習:配付資料と講義内容をもとに復習し、疑問点を明らかにする。
なし
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 看護のための臨床病態学 第4版 | 浅野嘉延、吉山直樹 | 南山堂 |
参考書 | 病気がみえる vol.1 消化器 | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 病気がみえる vol.7 脳・神経 | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科 | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |
参考書 | 病気がみえる vol.15 小児科 | 医療情報科学研究所 | メディックメディア |