英文名 | Clinical Nutrition | |
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科目概要 | 看護学科1年後期、2群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
担当者 | (◎は科目責任者,※は実務経験のある教員) ◎松原 康美※ | |
講義室 | ||
備考 | 科目ナンバリングコード:WN201-Sa04 |
栄養・食生活に問題がある人への栄養管理に関する基礎的能力を修得するために、臨床栄養学の意義と目的、チーム医療(栄養サポートチーム)、栄養アセスメントを学ぶ。経口摂取ができない人のための栄養管理として、経管栄養と経静脈栄養の目的と適応、実際の管理方法を学ぶ。摂食嚥下障害がある人のための食事および疾患のある人の栄養食事療法を学ぶ。
1.臨床栄養学の意義と目的、栄養ケアマネジメント、栄養サポートチームについて説明する。
2.経口摂取ができない人の栄養管理、摂食嚥下障害がある人の摂食嚥下サポートについて説明する。
3.疾患別の栄養食事療法について説明する。
・パワーポイントと講義資料を用いた講義(一部演習を含む)、グループディスカッションを組み合わせて実施する(対面授業)。
・グループディスカッションは、授業内でコメントをフィードバックする。
・課題レポートは、個別にコメントを記載してフィードバックする。
松原 康美:病院での臨床経験および栄養サポートチームの実務経験を踏まえ、栄養食事療法が必要な人への看護がどのように展開されるのかを概説する。
◎:DP1,DP4
○:DP3,DP5
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
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1 | 臨床栄養学の基礎 | 臨床栄養学の意義と目的、栄養障害と過栄養、栄養ケアマネジメント、栄養サポートチームについて学ぶ。 | 松原 康美 |
2 | 経口摂取ができない人の栄養管理 | 経口摂取ができない場合の栄養投与経路の選択、経腸栄養、経静脈栄養、胃瘻の管理について学ぶ。 | 松原 康美 |
3 | 摂食嚥下障害がある人の摂食嚥下サポート | 摂食嚥下障害とは、摂食嚥下障害の原因、摂食嚥下障害の検査、摂食嚥下サポートについて学ぶ。 反復唾液嚥下テスト(RSST)、改訂版水飲みテスト(MWST)、嚥下体操、とろみのつけ方について学ぶ。(一部演習あり) | 松原 康美 |
4 | 疾患別の栄養食事療法(1) | 糖尿病がある人の栄養食事療法について学ぶ。 | 松原 康美 |
5 | 疾患別の栄養食事療法(2) | がん治療に伴う栄養障害、がん悪液質の人の栄養食事療法について学ぶ。 | 松原 康美 |
6 | 疾患別の栄養食事療法(3) | 肝硬変、膵炎がある人の栄養食事療法について学ぶ。 | 松原 康美 |
7 | 疾患別の栄養食事療法(4) | 慢性腎臓病がある人の栄養食事療法について学ぶ。 | 松原 康美 |
8 | 疾患別の栄養食事療法(5) | 高血圧、慢性心不全がある人の栄養食事療法について学ぶ。 | 松原 康美 |
1.臨床栄養学の意義と目的、栄養ケアマネジメント、栄養サポートチームについて説明できる。
2.経口摂取ができない人の栄養管理の栄養投与経路の選択について説明できる。
3.経腸栄養と経静脈栄養の目的と適応について説明できる。
4.摂食嚥下障害がある人の摂食嚥下サポートについて説明できる。
5.疾患のある人の栄養食事療法について説明できる。
定期試験(70%)、課題レポート(30%)により評価する。
評価基準:課題レポートは、栄養障害のある人の健康課題の特徴に応じて、看護上の問題と援助方法について具体的に述べられているかを評価する。
【予習・復習に必要な時間数:30時間】
予習:指定された教科書・参考書の各講義項目に関係する箇所を読み授業に臨む。
復習:配付資料と講義内容をもとに復習し、疑問点を明らかにする。
なし
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 系統看護学講座 別巻 栄養食事療法 第4版 | 足立 香代子 | 医学書院 |
参考書 | 授業内で随時提示する。 |